こんなとんでもないアーティストがここ日本にいたことを多くの人はまだ知らない。耳の早いリスナーを中心に、かねてより噂になっていた音の魔術師『セルズセラー』がついにその姿をあらわす! まるで御伽の国に迷い込んだかのような不思議な音世界。あまりに素晴らしい圧倒的なデビュー作の登場です。
ゲストとして美里(kacica)、鎌野愛(ハイスイノナサ)、森大地(Aureole)、Ferri、uka、金子祐二(hydrant house purport rife on sleepy)が参加!!
cellzcellar(セルズセラー)という謎だらけのアーティストが、何の前触れもなくこんな素晴らしい作品を作りあげてきた。きっとその名前自体を初めて聞くという方がほとんどだと思う。特に際立った情報があるわけでもないのでまずは音を体感して頂きたい。再生し始めた数分後には、いかに彼が凄いアーティストかというのがお分かり頂けるかと思う。 アルバム構想、製作期間に4年も費やしたというこの素晴らしいデビューアルバム。『何らかの形で聴く人の心を揺さぶる事が出来る音楽』という本人の言葉通り、作品を聴き終えた後もずっと心に残る不思議な感覚。タイトルにもなっている『古びたサーカス』の持つイメージと過去の記憶を重ね合わせて一つの物語にしたような作品となっている。 音を自由自在に操っていながらもポップな感触に仕上げているところなどは、SufjanStevensやThe Booksなどにも通じるかと思う。実際、音楽的な手法としてはエレクトロニカ、シューゲイザー、ポストロック、ブレイクコア、アンビエントなどを主体にとしているが、そういった音楽を全く聞いたことのないというリスナーにも訴えかける親しみやすさがこの作品にはある。もしあなたが音楽に感動や驚きを求めているようなら、是非このcellzcellarは体感しておくべきである。
CIRCUS FROM A BYGONE ERA的短评(12)