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兄妹
兄いもうと(1936)
日本 / 剧情 / 1936-06-21上映 / 片长Japan: 60 分钟

剧情简介

この前年に発表されて文芸懇話会賞を受賞した室生犀星の小説の映画化。もちろんこれが初の映画化ですが、この後、1953年に成瀬巳喜男監督、1976年に今井正監督で再映画化され、3作ともその年のベストテンに入る評価を得た不朽の名作ですね。私は76年版の草刈正雄と秋吉久美子が主演した作品はリアルタイムで見たことがあるけど、30年以上前に一度しか見たことがないわりには、結構印象に残ってます。
本作の方は60分の中編で若干物足りなさは残ったものの、丸山定夫を初めとした俳優陣の好演が光って、まずまず見応えはありました。PCLの製作だけど、この時代の作品としては比較的フィルムの保存状態も良く、映像の美しさも垣間見ることが出来ました。
それから、音楽を担当したのが、1925年に日本交響楽協会の設立に関わり、日本のオーケストラのパイオニア的存在となった近衛秀麿。この翌年に総理大臣になる近衛文麿の異母弟ですね。当時の日本映画には珍しくモーツァルトなどのクラシック音楽もふんだんに使われていて、ちょっと異質な感じを受けました。
監督の木村荘十二は、PCL設立第1作『音楽喜劇 ほろよひ人生(1933)』の監督を務めるなど同社の創設に貢献し、本年にはキネ旬ベストテンに本作(7位)と『彦六大いに笑ふ』(8位)の2本が入選して、PCLの代表的監督と目されましたが、1941年に満州映画協会に移籍。戦後もしばらくは大陸に留まって中国で活動を続けました。
主演の丸山定夫は1901年生まれ。舞台俳優出身で、1933年にPCLの専属俳優として映画界に入り、設立第1作のルンペン役でデビュー。その後『妻よ薔薇のやうに』などで名演技を見せた個性派俳優ですが、44歳の時に広島で被爆し、亡くなってしまいました。
竹久千恵子は1912年生まれ。軽演劇レビュー出身で、やはり1933年にPCLに入社し、看板スターとなりましたが、1941年に渡米して日系2世のアメリカ人と結婚。戦争が始まって日本に強制送還されたものの、戦後来日した夫と再会し、やがて女優業を辞めアメリカに渡って暮らしました。
それから、チョイ役で出演していた本庄克二というのは、後の東野英治郎のことで、これがデビュー作のようですね。当時28歳だけど、年を取ってからの風貌とそんなに変わらないように見えました。

演职员

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